ショコラフィナンシェもリベンジ。
探究する / 2022.02.20
今年最初のフィナンシェは、ショコラにしました。
このときのショコラフィナンシェにはちょっと納得がいかず、次やるときは…とあれこれ考えておりました。
ガレットナンテを焼いている間に仕込んだフィナンシェ。
何しろガレットナンテは焼き時間が非常に長いものですから、ちょうど良い。
とにかく、準備が大事。
こういう2種類作るときに一番気をつけるのは、ボウルとか、製菓道具を洗ったあとです。
ちゃんと拭き上げること。
粉物を扱う道具が湿っていたりすると、目も当てられないことになります。
なので、いろいろ考えて、洗わずにキッチンペーパーで拭く、というか払う、だけの時も。
特に分量を量って入れるためだけのボウルとかはそう。
あと、ふるうためのざる系は、はっきり言って水は厳禁。
というわけで、きちんと材料を並べてスタートです。
材料たち。
今回も、ガレットナンテの後で残った卵白1個分で作るため、バターはエシレの30g。
そして、前回の色味の不思議さと味わいを改善するため、ココアの量を1gから1.7g、カカオニブも5gから7gに増量。
どうなるかなーと、あくまでも実験的な感じで、多すぎるかな、あんまり意味ないかな、とか手応えが私にはさっぱり分かりませんので、試し試しやっていくしかありません。
小麦粉はスーパーバイオレットにしました。
焼きまで。
フィナンシェは、焦がしバターを作ること以外は、言うなれば混ぜるだけです。
焦がしバターを作るときも、混ぜ続けるのですけどね。
私は焦がしバターは、あっさりよりも結構しっかり焦げた香りが立ってくる方が好きですが、ショコラとか紅茶とか、メープルとか、他のものを入れるときはそのあたりを少々考えて、溶かしバター寄りにしたりとか、まだまだ「試し」の段階ですが、色々考えます。
ガレットナンテを焼いているわけで、室温は上がっていると思うのに、やっぱり寒いんですよ、賃貸の角部屋って。
この焦がしバターを作る際に、溶けたバターを型に塗るために少しすくっておくのですが、焦がしバター完成までに濡れる状態ではなくなってしまっていたり、生地を型に出す時の液状感のなさ。
毎回、推進力で型が進むのがおかしくておかしくて。
レクタングルが4個に、ほんのちょっとだけ残ったので、アルミカップに頑張って絞り出しました。
それでも、バターものは、常温ですぐにこなれてきます。
ガレットナンテを焼いたあと直ぐだったので、余熱はなし。
フィナンシェは焼き時間も20分弱で、本当に簡単に作れてびっくりする。
こだわりはじめると、ちっとも手軽とは言えないけれど、はじめるのにハードルも低いお菓子です。
オーブンを覗きながら、17分で焼きを終了。
実食と、メモ。
開けた瞬間に立ち込めるカカオの素敵な香り。これは成功だ~!と感じました。
もう、すぐにでも味をみたい、と。でもそれじゃダメなのですよね、
バターの焼き菓子は。冷めてから冷めてから…。
というわけで、いただきましたが、美味しかった。
今回のはショコラ以外の何物でもない。ニブの量も過不足ない感じで、納得の出来栄えでした。ほんと、これはクセになる。
フィナンシェナチュールにカカオニブだけ入れたものは、これまでにも繰り返し作っていて、同僚たちにも何度か配っていたのですが、反応は実に様々でした。
ショコラにしてからは、ストレートな高評価をいただけて、面白いなぁと思います。
私のように、バターそのものが大好きだ、というひとでないと、わかりやすいのかな、紅茶のもなかなか好評だし…。
そういえば、色々な美味しいものを差し入れてくれるおじさんだけが、ナチュールの方が好きだと言ってくれたっけなぁ。
それから、フィナンシェは紅茶と合うなぁとつくづく思っていましたが、これはやっぱりコーヒーの方が合う気がします。
実は…、このフィナンシェを作った後に、ルノートルのフィナンシェを頂きましてね。
巨人の前の雀のような気持ちですよね。
もちろん、同じ土俵に上げたつもりはありません。
感服して敬服してって感覚なだけなのですが、やっぱり、自分で作ってみてこそ、その凄まじさがわかるんだなと、つよーく思いました。
次回も、多分ココアの量を調整したり、皮付きの粉で試みたりと、違う配合でやるのだとは思います。バターの量もちょっと増やすか?ううむ。
ニブを入れないとどうなのかしら。
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