焼き方か?粉の配合を真剣に考える頃かも。
探究する / 2020.04.25
ガレット・ナンテを作って、美味しくて思わず第二弾もすぐに作って…、他にも作ってみたい…!そんなことを強く思ったのだが、それと同時にもたげてしまった。
十分美味しいからそれなりに満足してしまっていた、内心、完成したってことでいいよね、と自己完結していたフィナンシェが、ブランクのための不出来さから持ち上がった物足りなさ。
ただ、50回以上作ってきたから、いや、こういう不満はこうすれば解消するはず…なんてすぐに考えてもう一度作る。だけど、違うんだなぁ。
そこで再び浮かぶこちら。
記憶はどんどんすり替えられて。
私の目指すフィナンシェを。
そういえば、小麦粉の種類にあーだこーだしてたけど、量を変えたりはしていなかったな…とか。
そして、試してみた。
湿度を保ちつつ、端の輪郭の焼きの強さ噛み締めると滲むかのようなバター香…、そのためには、小麦粉とアーモンドプードルと同量にしてみてはどうか。
焼き上げた。
やっぱり膨らまない。膨らまないのは気にしないことにしていたが、VIRONのあのヘソは、中の生地の空気感などには影響しているはず、ひいては食感にも…、そう思うとヘソの存在が気になって仕方ない。一度思いっきりベーキングパウダーを入れるべきかもしれないわ。
そして、混ぜ方を考える。
焼いて空気に晒してそれなりに水分が蒸発したと思われる状態、味はね、もう美味しいくらいじゃなんとも思わなくなってきてしまった…。いかーん。
砂糖も、グラニュー糖と上白糖と粉糖ではカリッとガリッと感というか、砂糖が焦げたんだなぁみたいな食感というか、焼きの熱の集め方が生地に馴染む砂糖としっかり形が残ったまま焼かれる砂糖とでは違うというか…。本当はね、考えないといけないこともっともっとたくさんあるのに、ちょっと飽きていたようで。
一生かかる挑戦なのかもしれないわ、これは。
焼き色も、VIRONくらい欲しいし、じゃないとあのカラメルっぽい心地良い苦味というか、出ないじゃないか。だったらもっと砂糖は多いのかもしれない、とか、一度完成を見た気分をなぜ味わったのかよく分からなくなるほど課題の多さに混乱してしまった。
おや?と思うよね。ええ。分かります。
フィナンシェと同時進行で、ガレットナンテの生地も仕込んでおりました。だって、卵黄が余るんだもの。
なので、まず卵を分けたら、さっさとガレットナンテの生地を仕立てて、冷蔵庫へ。フィナンシェを焼き上げると、ガレットナンテの生地を伸ばして型抜いて・・ああ忙しい。しかしなんたる達成感…。
ガレットナンテは問題なくすごく美味しい。
もともとフィナンシェのような理想があるわけでもないので、実にすんなり合格点をあげられる。
しかしフィナンシェは…。ゴールは遠い。
でも、こんな風に詰めてみた。
それなりにすごいものに見えてくる。さすがエシレ缶の演出力。
フィナンシェに使ったのは、ガスロンドバター75gでした。
ガレットナンテはよつば発酵場バター
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