食べ比べコンボとしては最強クラス。
学習する(プロの味) / 2019.02.06
VIRON と ÉCHIRÉ
フィナンシェを作るようになったのは、食べていてとても美味しかったということに尽きる。
最も私の心を動かした焼き菓子である。そこに疑いの余地はない。そして、私のバター好きを更に強めた焼き菓子でもある。
自ら作るようになるまでに、クロワッサン程ではないにしろ、色々なフィナンシェを食べたと思うのに、特に記録に残したりしていなかったことを、やや悔やんだ。
というわけで、ここに、自作以外のフィナンシェの記録を残すことにした。
第一弾は、私が最も美味しいと思っているフィナンシェと、以前美味しいに決まってると、非常に高い期待値を持ち過ぎたからか、それほどでも…というレッテルを貼った、フィナンシェを、食べ比べることにした。
愛するヴィロンとエシレである。
私が最も美味であると信じるエトワールは、ヴィロンのもの。
エシレについては、焼き過ぎじゃない?そう初めて手に入れた時に思ったのだけど、フィナンシェのようなバターたっぷりの焼き菓子は、1日経ってからの方がしっとりするのだと後日知った時に、もう一度ベストコンディションで食べないと…ってかねがね思っていた。
というわけで、手に入れてから一日待っていよいよです。
まず、ほんの10秒、電子レンジでチン。その後アルミホイルに包んでトースターでリベイク。
まず、ヴィロン。
私は本当にヴィロンのフィナンシェが好きだ。エッジ部分と中心に向けての色合いにかなり差がある。実際自分で焼くようになってから、このように焼き上げるのは難しいのではないかとつくづく思うようになった。
そして、このきつね色のカリッとしたエッジ部分を噛み締めた時に滲み出るバター感。この瞬間の為にヴィロンのフィナンシェを食べていると言い切って差し支えない。
バターがしっかり馴染んでいる頃合いなので、エッジ部分はカリッとはしていなが、食感の違いは明らかで焦がしバターの風味がこんがり焼かれている部分はさらにいっそう増しているように感じられる。
やっぱり、目指したいフィナンシェはこれだと納得する。
次に、エシレ。
初めて食べたのは5年くらい前じゃないかと思う。
フィナンシェとマドレーヌは、他のものが売り切れても、一日中焼いているのか次々と出てくるので、食べようと思えば食べられる。
それでも、最初の印象がよろしくない上に300円以上するため、それなら他のフィナンシェを、と思うようになっていた。
今回、大量のエシレのお菓子を買うタイミングで、朝からせっかく並んだんだしという気持ちや、きちんとリベイクして食べたらどうなんだろうと考えたこともあって買ってみた。
あのエシレのフィナンシェが美味しくないわけがない。そういう気持ちが裏切られたのだけど、私の勘違いだったらいいな…とか、強く思っていたのもある。
結果、とても美味しくいただいた。
バターの風味も楽しめた。しっとり感もきちんと。バターと馴染んでいるなというのがわかった。
エシレは全体的にかなりこんがりしていて、天井のたかーい店内にそのまま積み上げられているものが、次から次へと売れていくのだけど、ずーっとその間水分飛んでいくのよね…と、並んでいる時に思っていたことも。
けれど、やはり美味しかった。
バターの香りが非常によく、最初の印象から一転した美味しさに、少し戸惑ったり。
何より、大きい。ずっしりとしています。
ヴィロンは、クロワッサンにエシレバターを使っているけれど、フィナンシェもそうなのかな?
エシレは公式HPにフィナンシェのレシピが載っているので、いずれ、作ってみたいところ。
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