真偽は定かではないが、これに決めた。
学習する(プロの味) / 2019.02.10
フィナンシェを作ると決めて、プロの味を研究しようと思ったわけじゃないが、学びの気持ちで見かけると手に入れるようになった。
現在出番を待つ、私が学ぶ(味わう)べきフィナンシェ達。
その中から…
HENRI CHARPENTIER
ここに書いた、私が出合った最初のフィナンシェではないかと睨んだのがこのHENRI
CHARPENTIERのもの。
初めてフィナンシェを食べてから、ずっとそれを探していたものの、東京にはないと聞いていたため、関西からのお土産でフィナンシェを頂くとき、記憶をフル動員…のイメージで目を閉じて鼻も開いて味わってみる。そんなことの繰り返し。
その繰り返しの中に、このフィナンシェもあった。
それも結構序盤だったように思う。「これじゃない?」、その思いは他のフィナンシェを食べて何となく、これっぽい?となった感覚とはだいぶ違って強かった記憶があるが、その時点で、すでにデパートに出店していたため、これじゃないのか…で終わっていた。
あれ以来結構色々なお店のもの食べていたために、記憶はどんどん薄れていき、形を見て絶対違う、とかそんなことでもない限り完全に否定もできないような、そんな状態になり、再会はほぼ諦めて15年程の年月が流れた。
ところが、最近とあるきっかけで、銀座への出店が2003年だったことを知り、あのときの「これじゃない?」が蘇ってきた。
確かめたくて、プレーンタイプのフィナンシェを入手。
まず小ぶりなこと、安価なことに驚く。
最初の出合の姿かたちはすでにいろんなものに塗りこめられて分からなくなっているのに、パッケージを見て、やっぱりこれのような気がする。
そして、味わう。
焦がしバターを使っていない、さわやかな淡い黄色。圧倒的な優しい甘さ。しっとりした食感。とっても美味しかった。
初めて食べたのがこれなら、私が今こうなっているのは分かる気がする。
責任取ってよとかちょっと思うが、この場合の責任てなんだろう。
さて、公式HP によれば、アンリシャルパンティエ、なんとバターも独自製造ということだ。北海道の生乳のオリジナル発酵バター。バターにこだわる、なんて素敵なの。
もう、私は決めた。
私にとって、初めてのフィナンシェはアンリシャルパンティエのものでした。
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