裏では増量中なんだよね、困るのよほんとに。
探究する / 2019.02.05
実は、フィナンシェは、こうして書いている時点で、第8弾まで作り終えてる。
休みがくる度、家にアーモンドプードルがある限り延々と研究は続くのである。当然のことのように、我が身は増量の一途だ。どうしよう…
それはさておき、
今回は失敗してしまった第2弾が悔しくて挑んだ第3弾である。
卵白2個分で型9個分を焼くことに。
そして、いよいよ登場の発酵バターである。
(よつば発酵バターを使用)
ベーキングパウダーは使わない。
分量も変えない。発酵バターを使ったときにどのくらいバターの風味が変わるのか、そういうことを確かめることが目的といっていい。やっぱり発酵バターは違うね!と思うかどうか。
…今思うと、未だにそういう繊細な味覚をとらえるレベルに達していないと思うのに、私は何を考えていたんだ…。
同じ材料を使って、10回焼いて10回同じように焼けないとダメなんじゃないか、とか省みる。どうしよう。
そのためにどれだけのフィナンシェを同僚たちに配ったらよいのか。
既に申し訳ない気持ちが強まっているというのに。
話を作業に戻そう。
私は料理中にBGMと称してドラマやYoutubeを見ることが多い。すでに3回目だし、手順はもう大丈夫。そんな風に思ったのも刹那、即やめた。まだまだとんでもないことだと、シンとしたキッチンで黙々と作業に没頭することにした。
型に塗る分が心もとなくなるのが不安でバターは気持ち多め。
焦がしバターになっていくときの香りが濃厚に思える。実に美味しそうだ。
卵白は泡だて器ほぐした。
他の本を見ると、泡だて器で混ぜていることが圧倒的に多いのと、なによりも、生地と混ざりやすくするために、わざわざ水溶化した卵白を使うというのもある。河田シェフのレシピは新鮮な卵白の持つ固まる力を利用し、高温で焼き上げる。
卵白に関しては、常温に戻しておくというのもポイントのようだ。
少し前に卵白は用意するものの、常温に戻すという正しいアプローチがどのレベルなのかがよく分からず、この辺りは改善の余地があるかもしれない。
余談ではあるが、卵黄は、同居の者が醤油漬けにしてご飯と一緒に食べたりしている。
菓子作りで卵白が余ってしまうからできたレシピだなんて信じられないくらい、我が家では卵白の減りが圧倒的と言えよう。
完成したのがこちら。
良い感じ。見た目は悪くない。少々こんがり目。
型も少しずつ馴染んできたなと思える程度の外し易さになってきた。
味も悪くない。フィナンシェとして成立しているし、失敗じゃない。美味しい。だってまずくなるわけないもの、っていう感じの材料なんだけどね、私からしたら。材料もきちんと過不足なく。だから及第点というところかな。ようやく、ベーシックのスタートに立った。
70点。
次は膨らまして食感を確かめたい。私が好むのは果たしてどちらなのか。それを知りたい。
というか、ヴィロンの人に教えてほしい。入れてますか?膨らませるやつ。
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