2022年、作り初めはガレット・ナンテ。
ガレット・ナンテ / 2022.01.10
Galette Nantais は、卵黄しか使わない
ガレット・ナンテ、名前のまんま、フランス西部、ナントの焼き菓子。
小学生の頃なら、確実にクッキーと呼んでいた、だけど、クッキーとして出来上がったものがこんなに美味しかったことはないと、初めて食べたときに感動した、素朴な焼き菓子。
パレブルトンのときもそうなんだけど、私のスタートは卵白のみ使用するフィナンシェなので、卵黄の使い道に常に困っておりました。そこに現れた救世主がこのガレット・ナンテとパレ・ブルトン。
この本に掲載されているのを読んで、ガレット・ナンテの存在を認識し、それから何度も作ってはいたのだけど、ガレットナンテ、たっぷり焼けてしまうものだから、大変なんです。
だから、なんとなーく作る頻度が減ってしまっていた。
そして、今は家にあるアーモンドプードルを、使い切りたい気持ちが強くあった。
最初に知ったこのdancyuのレシピでは小麦粉のみなのだが、他のレシピも色々調べていくと、アーモンドプードルを使ったものもあるようで、そろそろ食べたいし、それなら作ろう、となったのでした。
というわけで、今回のポイントは二つ。
①いつもよりは大きな型で抜く
②アーモンドプードルを使う
そして、今回のバターは、
- ロドルフ ムニエ Rodolph Le Meunier Beurre Doux
です。なんて贅沢。
楽天ではもう買えなくなっているみたいで、残りのバターがものすごく貴重に思えてきました…。何に使おうかな。
材料を混ぜて、寝かせて、伸ばして、焼いてみた
アーモンドプードルが多かったようで、生地がだれました。卵液の艶の周りの艶のない部分がそれです。
オーブンを覗くと、隣同士がくっついてしまいそうになっているものが。特に端の方。小麦粉だけの生地で型抜いたときは、ゆるまっていく感じなんて全くなかったのに。
味は、非常に良いのです。
サクサク度合いが小麦粉だけのときに比べて格段に増します。食べてもらった人たちの感想も、その食感の良さに集中していました。
一度に全部の生地を焼けないため、第2弾にかかります。
卵液を塗った後に、模様をつけると、生地が伸びたのが目立つなーと思ったので、今回は、模様なしで焼くことに。
不思議なことに、2度目の方が生地が伸びませんでした。いや、均一に広がったのかも…。模様をつけた1回目の焼きのとき、楕円形になったものが多かったのに、今回はそんなこともなく。
模様をつけるときに、フォークで生地を引っ張ることになって、それがなにがしかの影響を与えているのでしょうか…?
場所によっての焼き色むらも、1度目よりも少ない感じ。
反省と次回への課題
今回、アーモンドプードルの量は、6:4 って感じだったのです。
かつて作ったときとバターの量は変えていないので、やっぱり小麦粉の方がバターを含有できるんだろうなと思ったわけですが、サクサク感が増すという点でアーモンドプードルを入れるのはよしとしたい。
ですが、私はブロワイエのような、歯と顎を使う食べ物が非常に好きでして、さっくりとかよりしっかり嚙りたい性質。
私の好みを優先するなら、9:1なのかもしれないけど、アーモンドプードル使いたいのと、周りの反応を鑑みて総合的に判断するなら、小麦粉7、アーモンドプードル3、こんな感じなのかな。
あ、そうだ!
今回、塩ひとつまみを入れ忘れたのでした!
次は必ず!
というわけで、精進して参りたいと思います。
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