第7弾とアーモンドプードル考。7th。septième。
探究する / 2019.02.17
アーモンドプードル、私は500gのカリフォルニア産のものを使用中。
粉の保存について、考えた結果、今思うとものすごい勢いで消費しているため、このところの湿度の低さを考えれば、外に出しておくのがベターだったかもしれないが、今回は冷凍庫で保管していた。
アーモンドプードルと粉糖や薄力粉をふるっておく、みたいな指示に、ひんやりと冷たくだまになっているアーモンドプードルと他の粉を合わせてよいものか、初めのうちは少々戸惑ったものだ。
新鮮なものに比べて、冷凍庫から出したものは、それなりに湿度を持っているような気がしてしまったので、冷凍庫に入れるくらいなら冷蔵庫の方がいいのかもしれない…というような気もする。
それはさておき、暇さえあればフィナンシェのレシピをあれこれ調べていた私は、ネットで“アーモンドプードルを乾煎りする”というものを発見した。
おからだって、冷凍保存しておいて、卯の花にするときは乾煎りから始めるもんね、なるほどなるほど。どんな感じになるんだろう…ちょっと不安。そして面倒だ。と、ぶつぶつしてたら、同居の者が「やろうか?」と言ってくれた。
そういう作業を面倒だと思わない奇特な御仁である同居の者。
だったら半分乾煎りで作ってみるよ!と気分は上昇。お願いすることに。
そして、今回は第5弾までのレシピをベースに、変更点は以下。
・アーモンドプードル 半分乾煎り
・混ぜる順番
・バター +5g
・焼き時間を13分(7分で回転)
乾煎りをしたら、こんなに色が違う状態に。だまになっているものが、煎っていないもの。良い匂い。これは期待してしまう。
混ぜる順序は卵白を泡立てたところでグラニュー糖を投入することにした。
泡だて器で混ぜる。膨らませるためである。
これまでは粉類にグラニュー糖もあわせていたけど、様々なレシピで、卵白を泡立てるなら砂糖はその時に、とあったので、今回はそうしてみる。
最近卵白にグラニュー糖を入れて混ぜる、というのも見て、何がなんだか分からなくなってきている。
こういうとき、お菓子作りの基礎知識がないと混乱する。お菓子作りは化学だから、絶対理由があるはずで、私は理由が分からないときちんと覚えられないタイプだったりする…。
そしてバターはよつばの無塩発酵バターで、量を+5g増やすことに。
バターは入れられるだけ入れたいんだけど、どのくらいまで増やせるものか…。
焼きは、やっぱりこんがりがいい!ということで、220°に戻すことにしたけど、その分の時間を短く。そして、徐々にうちのオーブンの癖が分かってきたのもあって、半分程度の時間で天板を回転させる。これは、まだタイミングが掴めないけど、この先ずっとやっていくことになりそう。
仕上がりはこんがりといい感じである。
型も馴染んできて、トンと天板で一度鳴らすだけで、だいたいひっくり返せば苦も
無く外せるようになってきた。型に残ったりする生地もほとんどない。
粗熱が取れた頃に半分に折って鼻を近づけると、香ばしいアーモンドの香り。
乾煎りの効果は確かにある。味も、アーモンド感が今までよりも強く感じる。これは、ある意味、アーモンドと言えば素焼きアーモンドを摂取、ということが一番多い私にとってのスタンダードアーモンド、ということなのかもしれない。
2日置いてから食べたものは、すっかりバターも馴染んで、しっとり感がかなり増し、すごく美味しくできた。
だが、食感がいまいちと言わざるを得ない。私は舌触りがもろっとする感じのフィナンシェが好きなのだ。
もっともろもろして欲しい、そう言ったけど、最初は同居の者には伝わらなかった
ようだ。
日本人は食に対する言葉もさることながら、オノマトペの表現も多種多様であるが、身近な人に伝わらないときって実にもどかしい。
とはいえ、「もろもろ」問題は、別の機会に伝わったようなので、今後は安心である。
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