アムールドゥショコラ 現代フランス菓子界の父、ルノートルのフィナンシェを堪能す!

学習する(プロの味) / 2022.02.09

 

高島屋にて、現在開催中のイベント、アムールドゥショコラ。

日本橋高島屋へ立ち寄ってきたときのお話、その二でございます。

スペースの前を通って目が離せなくなったLenôtreのこのプチギフト。

マドレーヌ エ フィナンシェ、この焼き菓子3つのセットでございます。

 

 

現代フランス菓子界の父 ガストン・ルノートル

この御方については、私などは全く存じ上げないわけなのですが、

フィナンシェを作ろうと決めて色々触れたお菓子のレシピ本たち、中でも、パティシエを目指す人も読みそうなハードカバーの、一冊5千円以上していくような伝統フランス菓子とかそういう系の本では、必ず歴史上の偉人のような扱いで語られる方でございます。

 

それこそ、勝手に師匠!とか思っている河田シェフが書いているものも拝読しました。

 

そうそうたるパティシエたちが口々に、ルノートル創業者 ガストン・ルノートル氏について語られるのですから、どれほどの人なのかと思っておりました。

 

「フランス菓子界は、ルノートル以前と以後に分類される」

確かこんな一文があったことが強く記憶に留められております。

 

 

ここまで言われたら‥‥、食べてみたいとずっと思っており、別に、手に入れにくい、日本に出店がない、とかいうお店でもないですし、何度も見かけたりというのは過去にもあったのですが、めぐり合わせといいましょうか。

やっとそのときが来た、ということです。

 

 

マドレーヌは同居人殿へお土産として進呈し、二種類のフィナンシェをわたくし、いただきました。

 

 

 

 

ルノートル フィナンシェ ナチュール 

 

 封切ったときの、香りのよさが、

ずーっと香っていたい、そんな豊かな焦がしバターの香りがとにかく強いのです。

 

横長にきっちりへそがあり、厚みも。

 

 

持った時の指には、クラストが少しだけ剥がれてついてきちゃうくらい、ぺったりと全体が湿っているというか、バターが滲んでいるのだなぁと。

 

この指、当然舐めます。美味しい。

ああ、バター。甘い。

どっといろんな気持ちが溢れちゃう。

 

 

贅沢なお菓子だなぁと思いながら口に運び、頂きました。

 

誤解を恐れなければ、ねっとりというか。

焼き上がりから一切、菓子本体の水分を飛ばしていないというか、そんな気がします。

 

美味しい、ド定番のフィナンシェです。

基本のき、というか、とにかく間違いない!っていうタイプのパティスリーのフィナンシェです。

 

洗練よりも、素朴さが出ている焼き菓子、って風体のフィナンシェを好みますので、私の好みかどうか、でいうと、ちょっと違うのだけど、焼きたて欲しいなあ…。

 

それで、店頭に並べて冷ましてるフィナンシェみたいにして、それを食べたいなぁ。

 

ってことは、フランスに行かないとだめかー。

 

 

フィナンシェをいただいた感想の終着点がこれです。

 

 

ルノートル フィナンシェ ショコラ

 

ナチュールとは別の日に頂いたショコラ。

 

パリのメゾンは、パティスリーよりもショコラトリーの方が先に書かれているようです。

 

アムールドゥショコラということもあり、売り場のショーケースの中も、圧倒的にプラリネとかボンボンショコラというのですかね、チョコレートだらけです。

どうしようかなどしようかな、プラリネ2粒のくらいならいけるかも。

と、単なるタブレット以外のチョコにあまり興味のない私は、ルノートル以前以後のルノートルだからねとかぶつぶつ唱えながら、ケースを睨みつけておったのです。

 

ごめんなさい、お店のお姉さんたち。怖かったでしょ…。

 

 

何が言いたいかというと、ショコラの方が、推しなんじゃないかってことです。

 

いざ、封を切る。

 

ナチュールもなんですが、封切った瞬間に、柔軟剤のCMでさ、触ると香りのビーズがはじけて、みたいなやつあるじゃないですか。

その勢いで香りが広がるって、なんなんでしょうね。

 

残念ながら、袋に原材料などの記載がないので、何がどんな順に多く入っているのかが分からないのです。

 

ですが、この時感じられたのは、チョコレートの香りではないのです。

チョコががつーんとくるんだなとは思わせない柔らかい、フィナンシェの美味しそうなそれ。

少なくとも私にはそう感じられました。

 

それなのに、噛んだらものすごいショコラなのですー!

 

私の作ったものを出すのはおこがましいですが、他にあまり知らないのでとりあえず出しちゃいますが、私のは、ココアパウダーを生地に混ぜたな、って感じで、ルノートルのフィナンシェは、チョコレートを混ぜたんだな、という感じに違うのです。

 

ちなみに、ナチュールの時に述べた、ねっとり的な要素を伝えたく、失礼ながら歯型をお見せします…。

この歯の入る2ミリ弱のこの部分、歯の表面に押されてしっかりと練り物のように見えるこの部分が物語る、内側からの油分水分を受け止めた粉たちの姿、といいましょうか。

 

私の求めるフィナンシェは、粉たちにそこまで受け止めさせたくはない、と言うことなのですが、

 

とにかくショコラは美味しかったぁ。

 

ナチュールよりも断然ショコラの方が美味しい。

とーっても美味しいフィナンシェでした。

 

やっぱり、二粒入りのチョコレート、買っちゃおうかな‥‥‥。

 

 

アムールドゥショコラは、バレンタイン当日までやっているようですので、

それまでには、もう一度立ち寄ろうかと思います。

 

フィナンシェチョコレートフィナンシェ日本橋

にほんブログ村 グルメブログへ にほんブログ村 スイーツブログ 焼き菓子へ にほんブログ村 グルメブログ チーズ・乳製品へ

スポンサードリンク

コメントはこちらから

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。また、* が付いている欄は必須項目となります。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

Related Posts

ザ・ペニンシュラ東京 BOUTIQUE & CAFE  日比谷

ザ・ペニンシュラ東京 BOUTIQUE & CAFE 日比谷

2019年4月4日

真偽は定かではないが、これに決めた。

真偽は定かではないが、これに決めた。

2019年2月10日

青天のフィナンシェ ラグノオ

青天のフィナンシェ ラグノオ

2019年6月1日

Pâte à choux 清澄白河

Pâte à choux 清澄白河

2019年3月11日

The Mandarin Oriental  日本橋

The Mandarin Oriental 日本橋

2019年5月3日

ROSE ROULE 白金高輪

ROSE ROULE 白金高輪

2019年3月12日

Categories

Archives

Search




スポンサーリンク

Recommend

三度、パリの地より。冷凍庫はもう満杯。

三度、パリの地より。冷凍庫はもう満杯。

2019年2月20日

ようこそ、愛しき者たち。

ようこそ、愛しき者たち。

2019年2月11日

第9弾、有塩バターを使ってみたいの。9th。neuvième。

第9弾、有塩バターを使ってみたいの。9th。neuvième。

2019年2月19日

Gâteau Échiré Nature はバターケーキと言っていいのか。

Gâteau Échiré Nature はバターケーキと言っていいのか。

2019年12月1日

ÉCHIRÉ という魅惑。

ÉCHIRÉ という魅惑。

2019年6月11日

地球屋プレミアム極上発酵バターを、夢でいただく。

地球屋プレミアム極上発酵バターを、夢でいただく。

2019年10月10日




スポンサーリンク

Tags




スポンサーリンク