ザ・ペニンシュラ東京 BOUTIQUE & CAFE 日比谷
学習する(プロの味) / 2019.04.04
ザ・ペニンシュラ東京の地下にあるお店には、パンや焼き菓子、オリジナルグッズが置いてある。
目的はクロワッサンだったが、フィナンシェを見付けたとたん目が輝いた、
と思う。
このフィナンシェ、袋越しとはいえ私の好みのど真ん中に見えたからである。
原材料は、なんと、バターが筆頭である。
これは嬉しいことですよ。
いつだってそ うあってほしいと私は願うのだが、中々そういうフィナンシェには会えない。
私が 作るフィナンシェだって、バターと砂糖がトントンになってきてしまったしなぁ…。
はちみつも原材料に入っている。
これはもう、単に好みの問題だけれど、私ははちみつとはあまり相性が良くないと 言わざるを得ない。残念なことだが、私の好みだけで申し上げれば、あの風味は邪 魔でしかない。砂糖類のコクが、私は苦手なようだ。
封を破って鼻を近付ける。まず香ってほしいバター香はこなかった。
はちみつが押 さえつけてしまってるのだろうか…。焦がしバターをそれほど焦がしていないのかな とか、バター量が多いはずだから色々考えながらリベイク。
温かくなっても、バター香は多少増したが期待値まではたたない。
しかし、指でつまんだだけで、折れてしまうくらいホロっとなるほど、クラムは ジューシーだ。ねっとりではなく、しっとりしながらモロモロと崩れるクラム。
このしっとり感がはちみつのなせるわざなのか。はちみつの香りは口中に広がる。
これは、苦手だからこそ感じてしまうのだろうか。
バターがたくさん入っているのは よく伝わってくるクラムなのに、はちみつばかり感じるのは少々悲しい。
エッヂ部分のこんがり加減は実に好ましく、見た目は満点。
美味しいのですよ、そこは間違いないのです。
美味しさが土台にあって、その先で、何が主張してくるかということになるのです。
というわけで、はちみつが好きな方には圧倒的にオススメのフィナンシェと言えるでしょう。
スポンサードリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Related Posts
Categories
- バターロール (11)
- 探究する (7)
- 学習する(プロの味) (4)
- 地方菓子 (8)
- はじめに (2)
- バター (16)
- フィナンシェ (69)
- 探究する (34)
- 学習する(プロの味) (28)
- クロワッサン (33)
- 参考文献 (1)
- そして、今。 (23)
Archives
- 2023年2月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年1月
- 2020年7月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月