Bonne année は言っておきたいよね。
パレ・ブルトン / 2021.01.02
新しい年を迎え、ブログの更新とか、ちゃんとやろうぜって写真をパソコンに取り込むのを面倒くさがるのいい加減やめようぜ、ってことを、まぁ新しい年云々前からずーっと呪文のように唱えてはきたのだけど、実践しないとな。
新年早々年越しやら新春のご挨拶的なものは一切なしに、いきなりの通常営業となりますが、よろしければお付き合いください。
2020の終盤、実は焼き菓子の日々を送っていました。
振り返ること4月中旬より、緊急事態宣言とかもあってリモートワークがメインになり、4月1日付で異動してきた人とか全然覚えられないよっていう日々がGWが終わっても続き、その後は出社はシフト制になって週3、4日の出社になったわけだけど、結局元々外出の多い人たちは出社せずに仕事ができるから、会社には全然来ないし、9月ごろに半年ぶりにあったね、って会話もザラなほど職場環境は様変わり。
その結果ね、お菓子を焼いても試食要員に渡せない、自分の家や同じチームの同僚だけでは消費できない、そもそもこのご時世に手作り菓子自体を嫌がられる可能性だって多々ある。
故にお菓子を焼けない・・・・という状態でございました。
だけど、このままじゃ、冷凍庫で眠っているバターや小麦粉などの消費期限が・・!それなりに保存はしていても、当然劣化していく愛しの食材たち…を思うと、ごちゃごちゃ。
結局焼いたのですよ。
ちょうど、同居人が知人を訪ねるのに、私の焼いた菓子を持って行くというのはどうかと言ってくれたので、大喜びで私張り切りました。
まずフィナンシェを。
フィナンシェはね、もう過言ではなく、目を瞑っていても作れるんじゃないか、と思えるほど短期にも長期にも繰り返してきた作業。
そりゃ、半年作ってなかったら、鈍りますが、それなりに仕上がるというもの。
今回は、そのフィナンシェで使わない卵黄をとガレットブルトンヌを作る、こちらの方が気持ちの上ではメイン。
材料を並べていざ。
ガレット、前に作った時に自分でも感動するほど美味しくて、周囲の感想も上々でもっと沢山食べたいなと思ったほどだったので、今回作るのもとても楽しみだったのです。
メモを取り出し手順を再確認し、いざ進めます。
はいはい。覚えてるよ大丈夫問題なし。本当はさ、バターを混ぜる作業のことを考えると、9月辺りにやりたかったんだけどね…でも生地を扱う段階を考えたら、夏場はちょっと厳しいよね、なんて気分は手練れそのもの。そんな感じでいったはずなのに・・、いろいろ間違いが起きました。
焼きあがったのはこれ。
すごいでしょ、分厚くて。オーブンが仕事している間、部屋は本当にいい香り。美味しそうだし迷惑で蠱惑的と言っても大袈裟じゃないくらいたまらない時間が続いたのでね、味は美味しいはず。それは間違いない。
しかし、焼きムラも激しくて、焦げてるよね…って部分も所々あるし、天板角で焼いていたモノに至っては、絶対人には渡せない色に。
そして、底がこれです。
なにこの穴。こんなの過去にできたことあった?フィナンシェの底上げの次元じゃないよねぇ?なにどういうこと?みたいなさ。
なにが起きたかというと、レシピ本のパティシエの作り方が、型を抜いてセルクルをはめ直すというものではなくて、セルクルに、生地を埋め込むというような手法を使っていたのを、まんまやってしまったためでした。
その手法でやるならば、私の持っているセルクルは高さがあり過ぎたのです。
ガレットじゃないねこれ…それ以上にひとさまにお出しできない。この時の落ち込みが、まさにプロローグとなったのはいうまでもありません。
というわけなんです。
今度は、美味しいガレットブルトンヌへの道に続くんです。
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