Truffle bakery 門前仲町
クロワッサン / 2019.03.02
門前仲町のTruffle bakeryへ足を運んだのは2週間ほど前。
美味しいクロワッサンには数多く出合ってきたが、中でもピカイチで、通ってしまおうと思ったパン屋である。
しかし、最近テレビで紹介されて、今は行っても買えない…。
おしゃれな明るい店内は、オーダースタイルで自分ではパンを選べない。
ショーケース越しに見るクロワッサンのクラストの印象がいまひとつだったし、他のパンに比べてクロワッサンは見劣りした印象だった。
パン・オ・レザンとか、パン・オ・ショコラとかの方がだいぶ美味しそうに見える。とはいえ、私の目的はクロワッサンだから、まぁ買う。
一番人気の白トリュフの塩パンとやらが間もなく焼きあがるという情報を、前のお客さんを通して知り、その紳士が10個とか頼んでいるから、つられてそれも。頼んじゃうよ、焼きたてには弱い。
それはさておき、クロワッサンである。
家に帰ってからいざ、紙袋から出してみれば、第2印象はライティングが手伝ったりもしないし、店で見たよりももっと悪くなる。
艶がなくて、乾燥肌っていうか、私にとってはそんな印象である。バターも感じなかった。
ふーむ。とりあえず中を見てみようっと。ピントが甘すぎて見難いけど、分かり易いとは思う。
うーーーーーーーーーーむ。
実は、クラムがどんな状態なら美味しいとか、分かっているわけではない。
ただ、層の均一さとか、生地の状態を読めているとか、そんなことが関係しているのではないかなとか、密度が高いとか肌理が細かいというか、そういう方が美味しのだろうとか、仕事が丁寧なんだろうとか、勝手に思っていた私にとって、このクロワッサンは第3印象も良いとは言えない。
ところがである。
刃を入れたとき、クラストの壊れていく感じ、落ちる表皮が薄氷のようだった。
リベイクして噛んだ時、しゃくッというよりシャリッとしたのだろうか、はっきりと硬質なものを歯で壊している実感はあるけれど、それこそ、夏の日に思いのほか冷蔵庫が冷たくて、中に入れていたペットボトルを、ちょっと動かした瞬間に生まれたうすーい氷が飲んだら歯にあたった、みたいな。幾層にもなっているわけだから、それなりに噛み心地を味わえるのだが、美味い。ある種のショックを覚えた。
クラムも、リベイしたとたん、バターの香りが開いた。黄色く色付いたクラムは、伸びこそそれほどないが、とろけるような舌触りがあった。
クラストとのコントラストがたまらない。半分にカットするとかせず、そのままバクバク頬張って食べる分も買っておくべきだった!
あくまで個人的な感想だが、
見た目と味に、これだけのギャップのあるクロワッサンは初めてだ。もう一度、美味しさを確かめたい…
クロワッサンの横に、ベーコン入りのクロワッサンもあったが、次はそれも必ず。
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