31弾の反省からの33弾。31st→33rd。trente-troisième。
探究する / 2019.06.21
ここまでで、紅茶やコーヒーフレーバーを試しているのだが、悪くなかった。
そして、これまで学びと称して色々なフィナンシェを食べてきたが、その中にあった他のフレーバーとしてはショコラとメープルがあった。
ショコラはやってみたい…。と静かにずっと企んでおり、いろいろ考えた結果、ガーナチョコレートで試してみよう!となった。
これもまた、上等なクーベルチュールを使う前にどんな感じになるか、手ごろなところから試そうというわけだ。
私は手ごろなチョコレートならもうダントツでロッテのガーナ推しである。
深く考えずに、刻んだチョコレートを、生地の中に埋め込んでいけば、軽く膨らんでいくうちに中に埋もれてしまうだろうと思い、型に生地を流し込んだ後に、上に添えていった。
表面に見えているようなチョコも、適当に溶けてくれるに違いないと思ったのだ。
が、しかし狙いは全く外れてしまった。
チョコは解ける前にこんがり焼けてしまって、形もほぼそのまま残ったし、周りが膨らんでいつの間にか埋もれて隠れるなんてこともなく、チョコがあるところとないところ、そんな感じに食べる場所によって味の全然違う、それはそれで美味しいよ?ってなフィナンシェが出来上がった。
普通に考えてフィナンシェにチョコがくっついてたら美味しいので、評判も悪くないし、みんな当然美味しいといってくれたが、
私にとっては単に失敗作である。即リベンジを誓った。
こうして、翌週の日曜日に、第33弾として、チョコレートフレーバーリベンジである。
まず、チョコは同じくガーナで量も同じくらい。
かなり細かく刻んで、3分の2は生地に混ぜた。焦がしバターの温度で全部溶けたりしないように、最後にさっくり混ぜる感じにし、残りを上に模様のように散らしてみた。
出来上がりは、どうだ!美味しそうっ。
初めて使ったグラフェットバターとの相性も非常に良かったようだ。
それにしても、焦がしバターにするときの香りの良さは、これまでで一番美味しそうでびっくりした。えぐみと言うほどではないが、そのような匂いを感じることがときにあるのだが、それが待ったくなかった。
生地の中のチョコ、表面のチョコ、どちらのチョコの溶け具合も残り具合もどちらも完璧。
大変満足であった。
自信をもって「こないだとは全然違うから食べてみて!」 と配ることもできた。
やはりチョコフレーバーに間違いはない。それに、あえて高級チョコを使う必要もないかなーと思うくらい、ガーナは良い仕事をしてくれたと思う。
材料メモ
バター:無塩シャラン・ポワトゥ(グラスフェットバター)
卵白
バレンシア産/ロースト
ドルチェ(薄力粉)
上白糖/グラニュー糖
オーブン
240°予熱→240°/8分+180°/9分
スポンサードリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Related Posts
Categories
- バターロール (11)
- 探究する (7)
- 学習する(プロの味) (4)
- 地方菓子 (8)
- はじめに (2)
- バター (16)
- フィナンシェ (69)
- 探究する (34)
- 学習する(プロの味) (28)
- クロワッサン (33)
- 参考文献 (1)
- そして、今。 (23)
Archives
- 2023年2月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年1月
- 2020年7月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月