365日 日本橋
クロワッサン / 2019.04.29
私は東京在住でございます。更に言えば、生まれも育ちも東側の住人、本物の江戸っ子以外なら下町だねと言うような地域の出身である。
365日。
店名を知ったのは、去年終わりか。同居の者から聞き知ったが、代々木八幡に店舗があり、相当並ぶらしいとか『パン旅』と言う番組でも出てしまったしで、ますます行きたいものの足が遠のく。そんなパン屋が、何と日本橋に出店!!
と言うわけで、行ってきたわけだ。
並んでいたら、焼きあがりましたーと言う声と共に現れたチョコクロワッサン。
本当は、家に帰ってから、と思っていたものの、温かいからすぐに食べたい。と言うわけで、日本橋の地下通路のとあるスーペースで頂くことにした、この特徴的な形のチョコクロワッサン。
半身としか思えない。貝のようなこのクロワッサン。
チョコの香りが非常に良い。そして幾重にも巻かれた美しい層。袋越しに触れた指の触感ですらどれほど繊細なクラスとかを紙越しに伝えてくる。
噛み締めると、クシャックシャッと、音が身体中に響く。薄氷を踏むかのような繊細な壊れ方をするクラストに、クラムのあじわい深さ。
クロワッサンより一足先にいただいていたショコラ風味のテーブルパンのクラムが抜群に美味くて、既にこのクロワッサンをいただくことへの期待に気持ちは溢れていた。
まじか!何だこの美味さは!!!!!!
そう思ったのもつかの間。・・と言うと誤解を生むかもしれないが、このオレンジ色というか山吹色のものが、私にとっては不要。
この部分がなかったらどれだけ鳥肌もののクロワッサンか!と、クラムの内に仕込まれていた宝物的なチョコの香り風合いの美味しさが久々の幸福度を伝えてくるのだ。
先日いただいた他のチョコレートクロワッサンとの差が激しいと、すぐに思った。とことん美味しくて、プレーンのクロワッサンをいただく時が非常に楽しみ。
そして、いずれは焼きたてのプレーンクロワッサンを食べてみたいと、つくづく思うのでありました。
本当に、ようこそ東東京へ、365日。
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