学習する（プロの味） / 2019.06.04

砂糖の摂取量に比例して突如増えすぎた体重をどうにかしないと危険水域に入ってしまうと慄いた私は、休みの度に作っていたフィナンシェをしばらく封印することにして早1か月が過ぎようとしている。

フィナンシェは大好物だが、1,2か月食べないことだってこれまでにはざらだった。

けれど中毒者並みに食べていた最近の我が身は大丈夫か？とか思ったりしてさ。

ですが、何の心配もなかった。

同僚たちに研究中ですどうぞ、と配っていたのが功を奏し、素敵なタイミングで参考までにと見知らぬフィナンシェたちがやってくるのです。好きなものを好きと周知することって本当に大事！

ガトー フェスタハラダ

もっとも付き合いの長い神奈川在住の同僚からの頂き物。

彼女の家の近くの、ラスクで有名なお店なんだとか。

私はこのお店を知らなかったけれど、有名じゃない？と何度も彼女からは聞かれたから、お土産にはここ！みたいな地域に根付いた感じなのかな。

でも、お店自体は群馬県高崎市が本拠地だそう。
なんと、1901年（明治34年）創業というから驚いた。

原材料にははちみつが含まれていました。

繰り返し述べているように、私ははちみつの風味を好まない。だからなのか、本当は、もう少し早く食べようと思っていたのに、賞味期限ぎりぎりになってしまった…。

個包装されたフィナンシェではありましたが、開封まで待たせ過ぎたか、エッジのカリッと感はリベイクの為というよりは水分が抜けてきているのかなという印象。

ベストタイミングで頂いていたら、私の好きなエッジが効きつつ、しっとり感も味わえる食感♪ なお品だったかもしれないな、と思いつつ頂きました。

皮なしのアーモンドプードルを使った、程よい厚みのフィナンシェ。

特筆すべきは、リベイクしている最中に、トースターを開けていないのに漂ってきたメープルの香り。

実は、メープルシュガーを使っているフィナンシェ。

私ったら原材料の最後に書かれていた"はちみつ"だけが気になって、メープルシュガーはその香りが漂うまで記載に気付かなかったのでした。

かくして、私にとって初めてのメープルシュガー風味のフィナンシェは、なんとも濃厚かつ贅沢な時間を与えてくれました。
メープル香って、香ると時間の流れをゆったりとさせると信じている。

ゆっくりではない。ゆるやかになるだけでなく、そこには贅沢なというか特別なとろみまでも加わるというか。
しっとり感は抜け始めているな…とは思ったものの、しっかりその風味は味わえます。今回頂いたものはメープルだったけど、ナチュールはどんな感じだろう、確かめてみたい。

そして、はちみつは全然分からなかった。なんか、自分の激しい苦手意識とかさ、いろんな意味で反省したよ。はちみつは単に保湿のためにも使われる。後ろの方に書いてあるのに、気にし過ぎたなーと。

ごちそうさま。
遅くなったけど、とても美味しくいただきました。

フィナンシェ

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