patisserie Sadaharu Aoki Paris 新宿伊勢丹
学習する(プロの味) / 2019.06.02
言わずと知れた、本場に最も名の知られた日本人パティシエのひとり、彼のことはどうしたって、アオキサダハルとは呼ばない。
サダハルと呼んでしまって、でいきなりファーストネームを呼び捨てるのはどうかという躊躇いから、アオキも付けることになり、結果「サダハルアオキのさ、」とかいうことになってしまう。
少なくとも私は。
しかしながら、好みが合わないと言いましょうか。
あのカラフルなショコラに興味が無くて、これまでついぞ選んでこなかった御方のひとりであり、少し前にクロワッサンがあると分かって、お店をのぞいてみたら、フィナンシェもあったよ、という消極的姿勢。
さて、こちらがそのフィナンシェである。
ちなみに、クロワッサンは、何度も食べたいとかここでないとダメだわ!ということもなかったので、きっと相性がさほど良くないのかな…なんて思って、賞味期限に甘えて、買った後放置が続いてしまったフィナンシェでありました。
ダイエットなんて無理かもしれない…、ちっとも減らない体重を嘆くより、とりあえず、だったら食べちゃうぞ!とか思い立って、いよいよ頂くことにしたこのフィナンシェ。
クラストは乾いた風に見えるくらいしっかりした焼き上がり、エッジも立っており、このくらいの加減は美味しそうの始まりである(VIRONに向かってすごく美味しそうと変わっていく、私は強めのこんがりが好き!)。
リベイクしたら、中のバターがじゅんわりしたんだな〜と感じるような優しい柔らかさ。
割ってみるとこんな感じ。
アーモンドプードルは皮なしで間違いないと思う。
とてもしっとりしている。こんなにしっとりしてるならスペイン産なのかなーと思いつつ、もろもろ感からアメリカ産かなと推察。
原材料を確認すると、バターが一番多いようで、それだけでもう嬉しくなる。
とても良い香りがする。でもバターの香りとは違う。香料も入っているようだけど、バニラを強く感じるわけではない。しいて言うならカスタードが近いような…。
ならバニラじゃん、って思うかもしれないけど、ストレートにバニラ、とは思えなかった。
とーっても美味しかったのだ。
他のフレーバーも食べてみたくなった。
ちょっと初めてサダハルアオキと同じ方向を見たような気持になった。
ほんと、何様って感じですよね…ええ。
とにかく、とても美味しかったのです。
さすが、サダハル。
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